©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
前回は、領域展開の基本概念やルールについて詳しく解説しました。
前回の記事はこちら
今回は、実際に 『呪術廻戦』のキャラクターたちが使用する領域展開 を、一つずつ掘り下げていきます。
1. 五条悟の領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」
1-1. 技の特徴
五条悟が使用する「無量空処」は、発動と同時に相手を行動不能にする という圧倒的な能力を持つ領域展開です。発動すると、領域内の対象に 「無限の情報」 を流し込み、情報の処理が追いつかなくなるため、相手は思考停止し、行動不能になります。
1-2. 無量空処の効果
- 必中効果:対象の脳に無限の情報を与え、行動不能にする。
- 領域内部:青く光る空間が広がり、対象は情報の波に飲み込まれる。
- 戦闘能力:発動した瞬間に勝負が決まるほど強力。
1-3. 強さと弱点
- ✅ 強み
- 発動すれば、相手は完全に無力化 するため、戦闘の主導権を握れる。
- 実質的に 相手の反撃を受けることなく倒せる。
- 領域の強度が非常に高いため、他の領域展開を上書きできる。
- ❌ 弱点
- 領域展開は呪力を大量に消費するため、長時間の使用は負担が大きい。
- 五条以外の仲間も巻き込まれる可能性があるため、単独戦向き。
- 反転術式を持たない者は、長時間受け続けると死ぬ可能性がある。
2. 虎杖悠仁(宿儺)の領域展開「伏魔御厨子(ふくまみづし)」
2-1. 技の特徴
宿儺が使用する「伏魔御厨子」は、領域内全域に斬撃を発生させる 領域展開です。五条悟の「無量空処」と並ぶほどの強力な能力で、特級呪霊すら瞬時に消滅させる威力を持ちます。
2-2. 伏魔御厨子の効果
- 必中効果:領域内のすべてのものに斬撃を与える。
- 領域内部:円形のキッチンのような構造で、無数の斬撃が飛び交う。
- 戦闘能力:範囲内のあらゆる敵を一瞬で斬り裂く。
2-3. 強さと弱点
- ✅ 強み
- 広範囲に渡って斬撃を飛ばすため、複数の敵を同時に攻撃可能。
- 領域を閉じずに展開する(結界を作らないタイプ)ため、他の領域との競り合いにならない。
- 斬撃の種類(捌と解)を使い分けることで、対象を細かく切り刻むか、一瞬で消し去るかを選べる。
- ❌ 弱点
- 五条悟の「無量空処」など、特殊な領域には対抗できない可能性がある。
- 宿儺の術式を完全に理解していない場合、虎杖本人が使うのは難しい。
3. 伏黒恵の領域展開「暗翳庭(あんえいてい)」
3-1. 技の特徴
伏黒恵の「暗翳庭」は、影を利用した領域展開 であり、彼が召喚する「十種影法術」との相性が非常に良い能力です。他の領域展開と違い、必中効果を持たない不完全な領域 ですが、戦略次第で極めて高い戦闘力を発揮します。
3-2. 暗翳庭の効果
- 必中効果なし:伏黒は未完成のため、必中効果が付与されていない。
- 領域内部:水辺が広がり、影を自由に操ることが可能。
- 戦闘能力:影の分身や式神を駆使して戦う。
3-3. 強さと弱点
- ✅ 強み
- 影の範囲が広がるため、伏黒の戦闘スタイルと相性抜群。
- 領域の中で複数の式神を同時に使いこなせるため、戦略の幅が広い。
- 必中効果がない代わりに、消費呪力が少なく、維持しやすい。
- ❌ 弱点
- 未完成のため、必中効果がない ので、相手の攻撃を避けなければならない。
- 五条や宿儺のような強力な領域には対抗できない。
- 伏黒の呪力が尽きると、領域の維持が難しくなる。
まとめ
今回は、五条悟・虎杖悠仁(宿儺)・伏黒恵の領域展開 について詳しく解説しました。それぞれの領域には「戦略的な活用法」や「強み・弱点」 があります。
- 五条悟の「無量空処」 → 発動すれば勝利確定レベルの強さ。
- 虎杖(宿儺)の「伏魔御厨子」 → 領域内全域を斬撃で破壊。
- 伏黒恵の「暗翳庭」 → 必中効果はないが、戦略次第で大きなアドバンテージ。
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