原作再現度が高すぎる!? アニメ『タコピーの原罪』が今、SNSで話題なワケ

2025アニメ

f:id:shyuya86:20250712175305j:image©タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

2025年夏アニメの中でも、SNSでじわじわと注目度を上げているのが…そう、アニメ版『タコピーの原罪』!原作のインパクトを知ってる人ほど、「この作品、アニメにできるの!?」と不安と期待が入り混じっていたはず。でもいざ始まってみたら……これがもう、すごいのなんのって。

今回は、そんな話題作『タコピーの原罪』の第1話・第2話に注目して、アニメならではの見どころや演出の工夫をピックアップしてみました!

原作に“忠実すぎる”…だけじゃない!光るアニオリ演出

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もともと原作は、連載当初から“重いテーマ”と“考察欲をそそるビジュアル”で毎週話題になっていた作品。アニメ化にあたっては「どこまで再現するのか」「どう演出するのか」が注目ポイントでした。

でも蓋を開けてみたら、なんと原作にめちゃくちゃ忠実! しかも、ただの再現にとどまらず、演出の力でアニメならではの魅力をしっかりプラスしてきたんです。

タコピーの名前に仕掛けあり!? OP映像に注目!

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第1話でタコピーが地球に来て、しずかと出会って名乗るシーン。原作では「んうえいぬkf」という謎の名前を口にして、当時ファンの間で考察が白熱しました。

アニメ本編ではその名前をあえてセリフでは明かしていません。でも、オープニング映像をよ〜く見ると、囚人服姿のタコピーが掲げているマグショットボードには、しっかり「んうえいぬkf」の文字が!字幕をオンにすれば、タコピーが同じ名前を名乗っているのも確認できますよ。初見の人も、ぜひチェックしてみてください!

日常描写にほっこりアニオリも追加!

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タコピーがしずかを“ハッピー”にしようと奮闘する場面では、ちょっとしたアニオリがいいアクセントになっています。

たとえば、原作の単行本おまけに登場した「正論くん」がまさかの登場! さらに、タコピーが揚げパンをかじるシーンなど、くすっと笑える小ネタも盛り込まれていて、原作ファンにとってはニヤリとしてしまう仕掛けです。

白いたんぽぽが映す、しずかの心の奥

特に印象的だったのが、しずかが「どこにも行けない」とつぶやくシーンで、画面に一輪の白いたんぽぽが挿入される演出。

白いたんぽぽの花言葉は「私を探して」「私を見つめて」。両親に愛されず、孤独の中にいるしずかが、誰かに気づいてほしいという気持ちを、この一輪の花がそっと代弁してくれているようでした。

怖すぎる…まりなの“影”の演出が鳥肌モノ

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まりなにも、アニメならではの心理演出がしっかり施されています。

第1話のラスト、夕日に染まった部屋の中、まりなが母親と向き合う場面で、光が急速に失われ、影が彼女を包み込んでいく…。顔が完全に闇に沈み、目だけがギラリと光るシーンは、まるで夜行性の獣のよう。不穏すぎるその表情に、鳥肌が立った人も多いのでは!?

同時進行で描かれる「3人の視点」が胸に刺さる

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学校でのいじめ描写も、アニメ独自の工夫でさらにリアルさが増しています。

「いじめられるしずか」「こっそり助けようとするタコピー」「苛立ちを募らせるまりな」――この三者の様子が、画面を分割して同時に描かれているんです。

この手法によって、しずかの学校生活が“たまたまじゃない”ことが痛いほど伝わってきます。目の前の問題が解決しても、すぐに次のいじめが始まる…そんな残酷な現実が静かに突きつけられます。

衝撃の殺害シーンと「春」の誤解

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SNSでもバズった第2話終盤――まりながタコピーに殺される場面では、ヴィヴァルディの「春」が流れます。

「まりながいなくなった=いじめが終わった=春が来た」と感じてしまう、しずかのゆがんだ“開放感”が音楽によって増幅されるこのシーンは、まさにアニメだからこそ表現できたもの。

そしてその直前、しずかが命を絶った未来の記憶がちらりと挿入されるのも…重すぎるけど、見逃せない演出でした。

“原罪”って何? キャラの「顔」に注目してみて

この作品、表情の描き方にもめちゃくちゃこだわっているんです。

しずかやまりななど、主要キャラの顔がアップになるシーンでは、左右非対称に描かれることが多くて、「顔の左側=本性が出やすい」という心理学的演出が効いてる模様。

感情の揺れや、本音と建前のズレが、無言のアップでじわじわと伝わってくる…。これもぜひ注目して観てほしいポイント!

まとめ:原作を知ってても楽しめる、“考察型アニメ”の傑作!

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アニメ『タコピーの原罪』は、「原作再現度が高すぎる」と話題ですが、だからこそ演出や構成の“プラスアルファ”が光っています。

何気ない小ネタから、キャラの心情をえぐるようなシーンまで、原作との“差分”を探しながら観るのが楽しいタイプの作品です!

これからも、タコピーたちの行く末を見守りつつ、「原罪」というテーマがどう描かれていくのか、しっかり見届けていきたいですね。

©タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会

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