名探偵コナンの魅力のひとつは、事件捜査を担当する全国各地の警察官たち。
現場で事件捜査を担当する刑事や交通取り締まりの警察官。そして、警察組織を束ねる上層部や国を守る公安警察など、役割も階級も様々。
そこで、この記事では警察組織のピラミッド――階級をご紹介。
現場で働く警部や巡査に加えて警察組織の上層部まで。警察階級には属さないものの警察を管轄する役職も紹介します。
分かりやすいように名探偵コナン以外のキャラクター(アニメやドラマ)も例に挙げていきます。
名探偵コナンを楽しむためだけでなく、教養のためにも是非最後まで読んでみてください。
警察官の階級一覧
まずは、警察組織の階級を一気に紹介。
- 警視総監
- 警視監
- 警視長
- 警視正
- 警視
- 警部
- 警部補
- 巡査部長
- 巡査長
- 巡査
この図の上が偉く、下に行くほど階級は下がります。
また、警察官になる方法次第でスタートの階級や目指せる階級が大きく変わってきます。
次から各階級を巡査から見ていきます。
巡査
都道府県警察や警視庁の一般の警察官が最初に就く階級です。
交番にいるおまわりさんの多くはこの階級に属しています。
新人警察官ということもあって、この階級のコナンキャラはいません。
ただ、警察学校に入った段階で任官されるので、警察学校編のキャラクターは巡査です。
巡査長

この階級は、巡査のまま一定期間(2年~6年)が経過した警察官に与えられる階級。
巡査長の仕事は、後輩の指導や仕事の調整などをする。
しかし、上司という訳ではないので命令権はありません。
さらに、この階級から本部勤務や刑事になることができる場合があります。
この階級にはこち亀の主人公両津勘吉がいます。
ここまでの巡査・巡査長で、全警察官の3割を占めています
巡査部長



巡査を一定期間経験して、昇任試験に合格した警察官。
巡査に対する指揮権が与えられ、現場仕事を担当する。
コナンでも、高木・千葉・三池といった事件捜査や交通取締りを担当する警察官が出ています。
主任クラスの役職に就くこともあり部下を抱える管理職になります。
同じ階級にいる警察官は78000人以上いるとされています。
警部補



巡査部長からさらに承認すると警部補という階級になります。
また、国家公務員として警察官となったキャリア組は、この階級からスタートします。
キャリア組は、交番勤務をしたりしますが、ノンキャリアの一般警察官はかなりの役職になっています。
コナンでは、女性警察官の佐藤&宮本がこの階級にいます。地方警察には、神奈川県警交通機動隊の萩原千速もいます。
警部




警部補の次は、ついに警部となります。
キャリアの場合、交番勤務を終えたあたりで昇任しますが、ノンキャリアは昇任試験が必要です。
しかし、ここまでくると課長や係長といった管理職になれます。
ここまでくると人数も減っていき15,000人以上となってきます。
コナンでは、目暮警部を筆頭に怪盗キッドを追う中森警部や大阪府警の大滝さん。京都府警の綾小路警部や長野県警の敢助&高明。
他のアニメで有名な警部と言えば、ルパン三世の銭形警部。ドラマでは相棒の杉下右京や十津川警部など、多くの作品に登場しています。
逮捕令状などを生協出来るのはこの警部から。
警視

ここからは、現場に出ることは少なくなあります。
警視となると、所轄署の署長や本部の管理官や課長になることができます。
ただ、署長などはその次官などで参謀を務めて経験を積んでから就任する。
また、軽視になると組織の管理をするようになるので、警察大学校で専門教育を受けることになります。
ノンキャリアが警視になるには、昇任選考を受けることになります。
これは筆記試験というよりは人柄を見る試験です。
ただ、ここまで出世するころには40歳以上とかなりの年齢に達しています。
人数も一気に減り、全体の3パーセント未満になります。
コナンでこの階級にいるのは、元長野県警捜査一課長の黒田兵衛です。
また、ドラマだと相棒の角田六郎(いつも特命係の様子をうかがう課長)がいます。
通信傍受を可能とする傍受令状を生協出来るのが警視以上。
警視正

小規模な県警のノンキャリアが目指せる最高階級と言われるのがこの警視正です。
警視正の数は全警察官の0.2%ほどとかなり少ないです。
さらに、この階級からノンキャリアであっても国家公務員となります。
このため、警視正になる前(警部や警視)の段階から警察庁に出向して国家公務員になる準備をしなくてはなりません。
そして、この階級でようやく小中規模の警察本部の部長になれる。
警視庁捜査一課長はノンキャリ警視正のポストとされています。
また、キャリア組で警察庁勤務の警視正は課長の手前の室長などを務めることにあんります。
警視で警察署長になっると言いましたが、各都道府県警察が定める筆頭署と言われる重要な警察署の署長には警視正が就任しています。
コナンでは、松本管理官が出世して今はこの階級にいます。
警視長

ここが、ノンキャリアと準キャリアの最終到達地点とされています。
小規模な県警であれば、警察本部長にまでなることができます。ただ、本部長にはキャリア組が選ばれノンキャリアで本部長になるのは稀です。
この階級となると、全員が国家公務員なので、昇任審査は国家公安委員会が担当します。
コナンキャラでいうと、遠山和葉の父で大阪府警刑事部長の遠山銀四郎がこの階級です。
警視監

ここからはキャリア組だけがなることができる階級です。
ここまでくると大阪府警などの大規模道府県警の本部長になることができるほか、警察庁の局長になることもできます。さらに警察庁のナンバー2である次長も警視監が務めています。
この階級にいる子なんキャラと言えば、服部平次の父で大阪府警本部長の服部平蔵。
警察庁の局長でいえば、浅見光彦シリーズのお兄ちゃん警察庁刑事局長の浅見陽一郎がいます。
警視総監
階級として存在する中で最上位が、警視庁のトップ警視総監です。
警視総監以外の偉い人
警視庁のトップが警視総監なのだから、当然警察庁にもトップがいます。
それが警察庁長官です。
少し扱いは違いますが、国家公務員の警察官の人事などを管轄する国家公安委員会というものがあり、その委員長も警察組織のトップと言えるかっもしれません。
ただ、このポストは閣僚なので、実質的には警察庁長官が警察のトップとなります。
まとめ
以上が、警察の階級解説でした。
この記事を書くために色々と調べてみて、新たな発見があり楽しかったです。
思ったよりも情報を多く詰め込みすぎた気がします。そのせいで読みにくかったかもしれませんがご了承ください。
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