Ⓒ久住太陽・杉浦理史&Pita・伊藤隼之介/集英社・ウマ娘 シンデレラグレイ製作委員会Ⓒ Cygames, Inc.
芦毛のウマ娘2人が激突する「天皇賞(秋)」回は、1クール目の山場にふさわしい、熱量マシマシの神回でした。特に、タマモクロスのスタイル変更とその裏にあるドラマには震えるしかない……!
年内無敗の芦毛ウマ娘同士の因縁レース!
まずは今回のレース背景から!
オグリキャップ、タマモクロス、どちらも年内無敗。そんな2人の芦毛ウマ娘がついにG1「天皇賞(秋)」で激突──ってだけでもアツいのに、今回はその期待を遥かに上回ってくれました。
特に見逃せなかったのは、タマモクロスが「追い込み」スタイルを捨てて、いきなり2番手に出てくるという大どんでん返し。この時点で「何が起きるんだ!?」と目が釘付け。
タマモの“逃げ”に隠された覚悟
序盤から飛ばすタマモクロス。いつもの戦法じゃない……それどころか、むしろ「逃げ」寄りの動きに。
でもこれ、ただの作戦変更じゃないんです。デビュー当初の転倒事故というトラウマを、自分の意志で乗り越えた証なんですよね。
「自分はまだ怖がってないか?」
「この場所で、過去の自分に勝てるか?」
そういう内面の戦いが、レース戦略に直結してるのが本当に見事。制作陣の演出が上手すぎる……!
冷静な“耐え”を選ぶオグリの強さ
そんなタマモの変化に、オグリキャップは中団で静かに“耐え”を選択。
これまで連勝を重ねてきたオグリですが、驕ることなく状況を見極める姿勢はさすが。感情で動かず、あくまで冷静に勝ち筋を追う「勝者の思考」がそこにありました。
でも、耐えているだけではない。しっかりと「ここだ!」というタイミングで、外から一気に仕掛ける判断力も見せてくれる。うん、これがオグリの強さだ……!
主人公はどっち!?構図が逆転する面白さ
今回の面白いところは、まるでタマモクロスが主人公で、オグリキャップが“ラスボス”のように描かれていたこと。
SNSでも「タマモが主役に見える」「最強の敵がオグリに見えてしまう」といった声が多く上がっていましたが、本当にその通りで、視聴者の視点が逆転するような構成がとにかく巧み。
“白い稲妻”と“銀の弾丸”、この2人のコントラストが本作の最大の魅力なのかもしれません。
戦略、心理描写、作画──全部乗せの神回!
最後にまとめとして──この第12話、「神回」の称号を与えていいと思います。
- 戦略の読み合いの面白さ
- 心の葛藤と成長のドラマ
- 鬼気迫るレースのスピード感
- そして圧巻の作画クオリティ
どれもが高次元で融合していて、「スポーツ×ドラマ×キャラの成長」というウマ娘の真骨頂がぎゅっと詰まった回でした。
おわりに|1クール目の集大成、次回も見逃せない!
というわけで、第12話「天皇賞(秋)」、想像を超えてくる熱さでした。これがまだ1クール目だなんて……この先どうなっちゃうの!?
オグリキャップとタマモクロス、それぞれの道がどこに向かうのか。
そしてこの激戦を経て、2人はどう変わっていくのか。
次回も見逃せない!芦毛の伝説はまだ始まったばかりだ──!
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